平野博文官房長官は16日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「スケジュールに何ら変わるところはない。5月末までに政府としての意思決定をしなければならない」と述べた。同問題をめぐっては、17日に予定されていた社民、国民新両党の移設案提示が先送りされることになったが、新たな移設先を5月に決定するとの政府方針に変わりがないことを強調したものだ。
同時に、平野長官は「楽にやれるとは思っていない」として、与党内の調整を図りつつ、米国の同意を得るのは容易ではないとの認識を強調。今後の検討の進め方については、政府・与党の検討委員会での議論の状況を見ながら、平野長官自身も移設案を示す考えを示した。社民、国民新両党の案を含めた提示の時期については「予見を与える」と言及を避けた。
【関連ニュース】
・
普天間移設、具体案提示先送り=国会審議への影響懸念 ・
普天間、県外移設は困難=国民新・下地氏 ・
普天間の政党案、評価避ける=鳩山首相 ・
外相「5月までに結論」=米上院太平洋小委員長に説明 ・
シュワブ陸上案に反対=社民・福島氏 ・
千葉県北東部に暴風警報、高波にも警戒(読売新聞)・
<普天間移設>社国両党の提案聴取後、政府内で絞り込みへ(毎日新聞)・
「JAPANデビュー」偏向番組訴訟 台湾統治でNHK側は争う姿勢(産経新聞)・
<東京都議会>元議員3人の政調費公開、領収書写しすべても(毎日新聞)・
<詐欺>山内議員の元秘書を逮捕 架空投資話の疑い(毎日新聞)